Kumu Hula Nalani Kanakaʻole について
ハワイ文化の提唱者として余りにも有名な故イーディス・カナカオレの末娘。
ハワイ島ヒロを本拠地とし、火山と火の女神ペレに捧げる踊りを母系家系から8世代、400年に渡り受け継いでいる。
ヒロに生まれ、現在、フラのみならず、オリ、衣装、ハワイ語などの古典伝統を引き継ぎ、火の神ペレの踊りを代々受け継いで来たカナカオレ一族により結成されたハーラウ、「ハーラウ・オ・ケクヒ」を率いているクムフラである。
「ハーラウ・オ・ケクヒ」では、ハワイの伝統文化、フラとオリ、更にそれらにまつわる文化的生活様式を受け継ぎ実践している。
ハワイ最大のフラ・フェスティバル、メリモナークや他のフラ・コンペティションの審査委員をつとめる。
また、ハワイ コミ二ティカレッジにて、ハワイ文化の専門家として教鞭を取り多岐に渡るハワイ文化の伝承に深く関わっている。
日本とも縁が深く、度々来日しハワイ文化の普及につとめており、2008年に日本ツアーを行った際、鎌倉の鶴岡八幡宮にフラを奉納した。このフラを見た吉田茂穂宮司がフラの中に神道との深い共通性を感じて、感銘を受け、日本とハワイの文化交流に発展している。
そして、2013年伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮で1300年の歴史で初めて海外の団体である「ハーラウ・オ・ケクヒ」が参加する事となり、伊勢神宮でのフラの初奉納が実現した。伊勢神宮の奉納の後、再び鶴岡八幡宮の震災復興祭においてもフラを奉納した。

kumu hula(クムフラ):フラの専門家、先生
oli(オリ):もっとも古いチャント祝詞、踊りのない歌
hālau(ハーラウ):フラを教えるためのクラス
【 Hālau ‘O Kekuhi (ハーラウ・オ・ケクヒ)とは 】
「ハーラウ・オ・ケクヒ」は、ハワイの火の女神ペレの踊りを代々受け継いできたカナカオレ一族により結成されたハーラウで、ハワイの伝統文化、フラとオリ、それにまつわる文化的生活様式を受け継ぎ実践している団体で、伝統芸能文化方面から数々の賞を受賞しているほか、各教育機関にてハワイの文化について教鞭をとっています。
2009年7月16日、天皇皇后両陛下がハワイ島へご来訪された際、クムフラのケクヒ・カナカオレがチャントで歓迎しました。実は1975年に昭和天皇がハワイ島へいらしたときも、チャントで歓迎したのが、ケクヒの祖母であり、フラ最大のコンペティションであるメリー・モナークの会場名にもなっている故イーディス・カナカオレでした。
このように、彼女たちはハワイを代表する、伝統芸能の継承者として最高峰に位置する存在なのです。