Hula
フラ(hula)は、ハワイ語で「踊り」を意味し、歌唱・演奏・詠唱全てが含まれている伝統的な踊りです。
日本では、ハワイの踊りといえば ”フラダンス”と通称で呼ばれることが多いかと思いますが、ハワイでは”フラダンス”だと、ダンスダンス、踊り踊りとなってしまいます。
Auana(アウアナ)
日本でもよくハワイの踊りとして披露されてるフラの多くは、新しいフラ「現代フラ」のことで、ハワイでは”アウアナ”と呼ばれていて、美しく華やかで、ウクレレやギターなどの比較的新しい楽器、バンド演奏などで踊るのが一般的です。
Kahiko(カヒコ)
古代から踊られてきたフラは、”カヒコ”と呼ばれていて、自然(神々)に感謝し、捧げる厳粛で神聖な踊りで神事でもあります。冒頭では、厳粛な雰囲気の中、チャント(祈り)が唱えられます。イプと呼ばれるひょうたんで作った楽器や、イリイリと呼ばれる石のカスタネット、竹の棒で地面をたたきリズムをとります。
フラのはじまりは、ポリネシア民族が、神々の伝説や、先祖の話、生活の知恵をメレやオリと呼ばれる歌(詠唱)で表現したことと言われていて、神楽など、日本の神事舞踊に共通し、自然を崇拝する精神性や衣装などにも共通するところがあります。